2024年夏に入り相場状況が大幅に動いております。特に半導体の陰りが見えてきており、バイオテクノロジーのブームが再熱していると言っても過言ではないと思います。8月に入り大幅に日経平均が大暴落しており、過去2番目に大きな下落となっています(1番目はブラックマンデー)です。3836円48銭下落しておりました。コロナ禍の暴落よりも下落幅は大きくなってますね。その背景には急速な円安に加え利上げになるものとなっております。
今回はバイオテクノロジーへ期待のかかる銘柄群を紹介します。
2024年8月3日時点で日本の株式市場に上場しているバイオテクノロジー銘柄で直近大幅に上昇した銘柄と大幅下落したバイオ銘柄を書き出しましたので参考にして下さい。ちなみに大幅に下落した銘柄は7月に大幅に上昇した反動となっております。
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ブラックマンデーとは
1987年10月19日の月曜日に起こったニューヨーク株式市場の大暴落のこと。 ダウ工業株30種平均は、1日の取引で508ドル(22.6%)下落しました。 米国は財政赤字と貿易赤字の「双子の赤字」を抱えており、ドル安に伴うインフレ懸念が浮上したことが原因とされます。
「双子の赤字」の警戒感が一気に噴出し、コンピュータによるプログラム売買の普及も相まって、まさに「売りが売りを呼ぶ」展開になりました。
過去に株式市場で一番大きな下落は、1987年10月19日のブラックマンデーの3836円48銭(22.6%)となり、今回の2024年8月2日の下落は2216円63銭(5.81%)とっておリます。
2024年8月に上がった銘柄・下がった銘柄のリスト一覧
- モダリス (Modulus): 終値 134 円 (+41.1%)
- オンコセラピー・サイエンス (Oncotherapy Science): 終値 56 円 (+40.0%)
- ソレイジア・ファーマ (Solegia Pharma): 終値 52 円 (+26.8%)
- アンジェス (AnGes): 終値 64 円 (+16.4%)
- セルシード (CellSeed): 終値 566 円 (+13.7%)
一方、下落率の大きい銘柄には以下が含まれています。
- Chordia Therapeutics: -28.7%
- コージンバイオ (Cojin Bio): -22.1%
- シンバイオ製薬 (Shin Bio Pharmaceutical): -18.5%
また、2024年7月30日には他家iPS細胞由来心筋球を使った重症心不全治療の開発を進めるHeartseedが東証グロース市場に新規上場しました。発行価格は1株当たり1160円で、初値は1548円、上場日の終値は1580円でした。
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これらの銘柄はバイオテクノロジー分野で注目されており、投資家の関心を集めています。詳細な情報や他の銘柄については、下記にまとめましたので参考にどうぞ!
バイオテクノロジー関連の銘柄一覧

2024年8月現在でのバイオテクノロジー関連銘柄のリストになります。
(東証プライム・東証スタンダード・東証グロース)の市場にわけております。
東証P
銘柄コード | 銘柄名 |
---|---|
4694 | BML |
4901 | 富士フイルム |
4974 | タカラバイオ |
5201 | AGC |
5232 | 住友大阪 |
6752 | パナHD |
6779 | 日電波 |
6841 | 横河電 |
6866 | HIOKI |
6951 | 日電子 |
6961 | エンプラス |
6988 | 日東電 |
7220 | 武蔵精密 |
7433 | 伯東 |
7476 | アズワン |
7701 | 島津 |
7731 | ニコン |
7733 | オリンパス |
8012 | 長瀬産 |
8095 | アステナHD |
東証S
銘柄コード | 銘柄名 |
---|---|
4875 | メディシノバ |
4970 | 東洋合成 |
6894 | パルステック |
7702 | JMS |
7932 | ニッピ |
9776 | 札臨 |
東証G
銘柄コード | 銘柄名 |
---|---|
177A | コージンB |
190A | コーディア |
206A | PRISMバ |
2160 | ジーエヌアイ |
2342 | トランスG |
2370 | メディネット |
2385 | 総医研HD |
4240 | クラスター |
4563 | アンジェス |
4564 | オンコセラピ |
4570 | 免疫生物研 |
4571 | ナノMRNA |
4572 | カルナバイオ |
4575 | CANBAS |
4576 | DWセラピ研 |
4579 | ラクオリア |
4582 | シンバイオ |
4583 | カイオム |
4584 | キッズバイオ |
4588 | オンコリス |
4591 | リボミック |
4592 | サンバイオ |
4593 | ヘリオス |
4594 | ブライトパス |
4596 | 窪田製薬HD |
4598 | デルタフライ |
4599 | ステムリム |
4882 | ペルセウス |
4883 | モダリス |
4978 | リプロセル |
6090 | HMT |
6190 | フェニクスB |
6568 | 神戸天然物化 |
7707 | PSS |
7774 | Jティッシュ |
7776 | セルシード |
7777 | 3DM |
9212 | GEI |
日経平均暴落に負けないバイオテクノロジー株

日経平均が暴落する中で、安定した投資先を探している方にとって、バイオテクノロジー株は一つの有望な選択肢となり得ます。この記事では、バイオテクノロジー株の魅力と、その中でも特に注目すべき企業を紹介します。市場の不安定さに左右されにくいバイオテクノロジー株の特徴を理解し、ポートフォリオの一部に加えることで、長期的な収益を目指しましょう。
バイオテクノロジー株の魅力
- 成長ポテンシャル バイオテクノロジー企業は、新薬の開発や先端医療技術の研究を行っており、その成功が企業価値を飛躍的に高める可能性があります。特に、特許取得や新薬の市場投入が成功した場合、株価は大きく上昇することがあります。
- 市場の需要 高齢化社会や新型ウイルスの出現などにより、医療技術や新薬への需要は年々高まっています。バイオテクノロジー株はこのような市場の需要に応える企業が多く、安定した成長が期待できます。
- 分散投資 他のセクターと異なり、バイオテクノロジー株は市場全体の動きに対して相対的に独立していることが多いです。これにより、日経平均が暴落しても、バイオテクノロジー株が影響を受けにくいケースがあり、ポートフォリオのリスク分散に貢献します。
注目のバイオテクノロジー株
- ジーエヌアイ (GNI Group Ltd.) 新薬開発を行う企業で、特に中国市場での活動が注目されています。新薬の臨床試験が進展するたびに株価が上昇する傾向があります。
- オンコリスバイオファーマ (Oncolys BioPharma Inc.) ガン治療薬の開発を進めている企業です。最近の臨床試験で好結果が報告され、株価が大きく上昇しました。
- シンバイオ製薬 (SymBio Pharmaceuticals Ltd.) 血液癌や免疫疾患の治療薬を開発する企業で、米国市場への進出も視野に入れています。新薬の承認が得られた際には、株価の大幅な上昇が期待されます。
リスクと対策
バイオテクノロジー株は高い成長ポテンシャルを持つ反面、研究開発の失敗や規制当局の承認が得られない場合には、大きなリスクを伴います。投資する際には、企業の財務状況や研究開発の進捗状況を十分に調査し、リスクを分散させることが重要です。
まとめ
バイオテクノロジー株は日経平均が暴落する中でも安定した成長が期待できる投資先です。成長ポテンシャルの高い企業を見極め、リスク分散を図りながら投資を行うことで、長期的な収益を狙いましょう。今後も注目すべきバイオテクノロジー企業の動向を追い続け、賢明な投資判断を行ってください。
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2020年に上場し一時は3500円の株価だったモダリス。以後、2024年6月まで62円まで超低迷期を迎えていたが、ここに来て状況が一変している。つまり出来高を伴って上げ始めた兆候がある。
2024年8月に入りグロース銘柄で度々ランキング1位を獲得するほどの出来高と値上がり率。7月はオンコセラピーやセルシードだったが、状況が変わり始めた。お盆ぐらいには行使完了がありそう。
さらに学会発表も控えている為、今後のモダリスは要注意しておいた方がよいだろう。
ただし、大きく上がった銘柄は大きく下がる可能性があるので投資は自己責任でお願いします。